何故、老眼鏡は小さいフレームが良いと言われるのか
を話していきたいと思います。
主にレンズと黒目の位置に理由があります。
それぞれの観点からご説明します。
まずレンズについて順番に説明していきます。
レンズの種類として、凸レンズ、凹レンズとあります。
凸レンズは
中心が厚く外側が薄い作りです。
遠視の方や老眼鏡等によく使われる度数かと思います。

凹レンズは
中心が薄く、外側が厚い作りです。
近視の方によく使われる度数です。

わかりやすいように凸レンズと凹レンズの正反対の度数で比較しています。
つづいて、レンズは
丸い状態でメーカーから来ます。
この状態からお客様のフレームの形に合わせて削っていきます。

レンズの中心が1番見えやすいところになっています。

印をつけたところが中心です。
レンズの中心が黒目に来るようにします。
レンズはメーカーの可能な範囲内であれば大きさを指定することができます。

↑大きさは75mmです。
↓こちらは65mmです。

レンズが大きければ大きい程厚みが増し、重みも増してしまいます。
なので、一週間程お時間を頂きますが、
レンズをより小さくできれば可能な限り薄く軽く仕上がります。
さらに、薄く仕上がれば眼鏡を掛けた際の見栄えも良くなります。
こういった理由から、
老眼鏡には小さいフレームが良いといわれます。
次に
黒目の位置についてご説明しようと思うのですが
長くなってしまいますので来週にお話していきたいとおもいます。