2021年07月06日

老眼鏡何故は小さいフレームがいいのか?(後編)


先週に引続き
老眼鏡は何故小さいフレームが良いのかの
説明をしていきたいと思います。

前回はレンズの観点からご説明しましたが、
今回は黒目の位置についてのご説明を
前回のレンズについてのことを少しふまえつつしていきたいと思います。


さっそくですが、
黒目の距離と移動についてご説明します。


右目の黒目と左目の黒目の距離をPD(瞳孔距離)と言います。

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PDをもとにレンズの中心の位置が決まります。


通常は、遠くを見た時のPDのままですが、
近くを見る時は焦点(見たい場所)が近くに来るので
黒目は、遠くを見た時と比べて
ほんの数mmほど寄り目になります。


極端な例ですが、
遠くを見ている状態からご自身の鼻を
見ようとすると寄り目になっているというのは
お分かりいただけるかと思います。

数mm寄り目になった分、
レンズの一番見えやすいところも内側に移動します。


移動しただけ外側(耳側)が欠けないようにレンズの生地を
大きくしなくてはいけなくなります。

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もしくは、
レンズのサイズに合わせて小さいフレームをお選びいただくかの
どちらかになります。


凸レンズは中心が1番厚みがありますので
レンズ生地が大きければ大きい程
中心の厚みが増して重みが出てきてしまいます。

極端に厚い場合は、フレームの脇から見ると
レンズの厚みが目立ってしまうなんてこともあります。
とても収まりが悪く見た目もよくないです、、、

なので、レンズを大きくするより
小さいフレームをお選びいただくことで
軽く、見た目も良い仕上がりになります。

そういったことから、
老眼鏡には小さいフレームが良いといわれます。


2週にわたってお話させていただきましたが、
いかがだったでしょうか?

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